シルクスクリーン露光で失敗する原因|版が抜けない・乳剤が剥がれるとき|1188
シルクスクリーン製版で「絵柄が抜けない」「乳剤が流れる」「細部が出ない」ときは、露光時間だけでなく、フィルム、乳剤、乾燥、光源、密着、洗い出しまで含めて確認します。
絵柄部分がなかなか抜けない
露光が長過ぎる、ポジフィルムの黒が十分に遮光していない、フィルムと版が密着していない、といった要因が考えられます。使用する乳剤と光源の組み合わせによって適正条件は変わるため、メーカー指定を基準にテストします。
洗い出すと乳剤まで大きく剥がれる
露光不足、乳剤の乾燥不足、スクリーンの脱脂不足、洗い出し条件など複数の原因があります。露光時間だけを大きく変える前に、工程を一つずつ確認します。
細い線や小さな文字が出ない
版下の黒濃度、フィルムと乳剤の密着、メッシュ、絵柄の細かさなどが影響します。データ段階で極端に細い線や小さな抜きがある場合、製版前に調整した方が安定します。
最初に確認したい5項目
- 乳剤が使用するインク・用途に合っているか
- 乳剤が十分に乾燥しているか
- ポジフィルムの黒が十分に濃いか
- フィルムと版が露光時に密着しているか
- 光源・距離・時間が毎回同じか
正解の露光時間は一つではない
光源の種類や出力、距離、乳剤、塗布厚、メッシュなどで変わります。他の環境の秒数をそのまま使うのではなく、自分の設備で条件を固定してテストする必要があります。
版づくりまで自分で行う場合
製版の工程そのものを楽しみたい場合は、自作できます。ポジフィルムだけ外注して露光・洗い出しを自分で行う方法もあります。
印刷から始めたい場合
露光条件の調整を省きたい場合は、木枠付き完成版を注文して印刷工程から始める方法があります。