シルクスクリーン多色刷りの位置合わせ|トンボ・見当で版ズレを減らす方法|1188
シルクスクリーンの多色刷りでは、1色ごとに別の版を使い、同じ位置へ重ねて印刷します。そのため、色数が増えるほど「位置合わせ」が重要になります。
基本は1色につき1版
2色なら2版、3色なら3版を用意します。データ段階で色ごとに分版し、すべての版で共通の位置基準を持たせます。
トンボ・見当を使う
データ上に共通の登録マーク(トンボ)を入れておくと、版同士の位置関係を確認しやすくなります。紙へ刷る場合は、紙を毎回同じ位置に置くための見当・ガイドも作ります。
1色目を基準にする
最初の色を刷った後、その印刷位置を基準に2色目以降を合わせます。透明なシートなどへ一度試し刷りし、下に1色目を置いて重なりを確認する方法もあります。
紙の場合は紙そのものも固定する
版だけ正しく合わせても、紙が毎回動けば位置はずれます。紙の角を基準にしたガイドを作り、すべての紙を同じ位置へ置きます。
布は伸び・厚みに注意する
Tシャツやバッグは、紙よりも動きやすく、厚みや縫い目もあります。1色目の乾燥で素材が変形すると、2色目の位置合わせが難しくなることがあります。多色DIYでは、まず小さなテストで工程を確認します。
色と色の境界には少し余裕を持たせる
ぴったり接するデザインでは、わずかな版ずれでも白い隙間が見えることがあります。データ段階で重なりを考慮して分版する方法があります。
初めてなら1色から
多色刷りは、版数、乾燥、位置合わせの工程が増えます。シルクスクリーン自体が初めてなら、まず1色・1版で印刷条件をつかんでから多色へ進むと原因を切り分けやすくなります。
製版データを作る
色ごとに分版したデータの基本は、別記事にまとめています。
多色用の版を外注する
1188の製版は1色につき1版です。多色の場合は色数分の版を製作します。印刷から自分で行いたい場合、完成版だけを用意できます。